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ソーシャルネットワークが生み出す社会

Smmlogos 先日、友人の読書会に誘われて、課題図書に指定されていた「フェイスブック」を読みました。

映画「ソーシャル・ネットワーク」は見ていたのですが、本は未読だったので、これを機会に、一気に500ページを読破しました。

500ページはあっという間に過ぎました。映画よりも本の方がはるかに面白ろく、最近読んだ本の中でも最高の部類に入る素晴らしい本でした。

何が面白いかというと、訴訟や人間関係を中心に少々スキャンダラスに描かれた映画と違って、Facebookが築きあげた「ソーシャル・ネットワーク」の思想そのものが語られていたからです。

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグは本の中でこう語ります。

ネットで自分が誰であるかを公開することで、人々は一貫性をもって行動するようになり、より健全な人間関係と社会づくりに貢献できる」と。

日本の2chやmixiに代表されるSNSでは匿名性が中心です。

匿名性は何がいいのでしょうか?発言の自由でしょうか?言論弾圧を避けることができるからでしょうか?確かにそれはあるかもしれませんが、発言に責任を持たなくてもよい、限度を超えた誹謗中傷がまかり通る、など、実名でないデメリットもそれなりにあります。

私自身は、WikiLeaksのような告発サイトを除けば、ネット社会は実名性に移行すべきだと考えています。

匿名性では自分と異なるアイデンティをネット上に作り出します。いわば二重人格状態です。

FacebookのCEOザックバーグはこう語ります

「あなたは1人である。2つの人格を持つことは整合性に欠けている、それはおかしなことだ。別の人格を用意して名前を隠すのは、意見を述べる人間としては臆病者である」と。

「ネットで実名を出すのは嫌だ」という人は、つまるところ、本性を明かせないという後ろめたい理由があるのではないか?」と。

このザックバーグの言葉に共感しました。

実際、私にとっては、二つの人格は必要ないし、もっと言うと、表と裏、本音と建前というものが昔からとても苦手です。

私自身、Facebook上で、まだ会ったことのない人と友達関係を築いています。またその中で既に何十人の方とは実際にお会いしてリアルな社会での人間関係に既にシフトしています。

こうしたネット社会の関係性をリアル社会に展開できるのも、Facebookが実名性だからです。

どこの誰だかわからない人とは会いたいとは思いません。

ソーシャルネットワークの本当の素晴らしさは、そのプラットフォームを通じて、人々が出合い、何か新しいことをインキュベート・創造していくことにあるのではないでしょうか。

資本主義社会が崩壊に向かっている中、これからの社会は、志が同じ仲間が集まり、一緒になって何かを作り上げていく社会に変革していくのではないかと思っています。

実際、私もFacebookを通じて知り合った人々と一緒に、自然エネルギーを普及促進するためのコミュニティを立ち上げ活動を始めています。

そこにはリーダーが存在する訳ではなく、ただ思いや信念、価値観が共有できる人々が集まり、一緒に何か社会に対して役立つものを作り上げていく、そういう社会です。

その社会を構成するインフラ、すなわち、プラットフォームが、ソーシャルネットワークではないでしょうか。

そうした社会が到来するならば、自分が何者であるか?どのような価値観を持ち合わせているか?何をしたいのか?信念は何か?を自分自身で社会に表現していかないといけなくなります。

いわば「自分自身のブランディング」です。

Facebookにような実名制でのソーシャルネットワークは、新しい人の繋がり方、そして新しい社会のコミュニティを作っていくことでしょう。

なぜなら冒頭で語った通り、「ネットで自分が誰であるかを公開することで、人々は一貫性をもって行動するようになり、より健全な人間関係と社会づくりに貢献できる」からです。

金融社会や資本主義を先には、こうしたソーシャルネットワーク社会が生まれてくることと期待しています。

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