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恐慌第二幕の始まり

C15051 株価が下落しています。

日経平均は一時9,500円を下回り、4月の11,400円からたった1ヵ月で20%近く下落しました。

日本だけではありません。世界中のマーケットで株価の下落が止まりません。

今回の株価下落の原因は、ギリシアで起こった金融危機の広がりが全世界に波及し始めたからです。

ギリシア一国の問題がなぜ、全世界に波及するのでしょうか。

ギリシャのGDP規模は、EU全体で2.6%にすぎません。

なぜ、そんな小国の問題がこれほど影響を与えているか?それは、ギリシアが加盟するユーロ圏とユーロ通貨そのもの問題が起きているためです。

ユーロ圏はヨーロッパ諸国が米国に対抗して作り上げた一大経済圏ですが、ユーロ圏に所属する国々には、設立前から経済格差がありました。

経済大国であるドイツ、フランスがある一方で、経済状況の厳しいギリシャやイタリアなど、がひとつの国家に統合されてしましました。

その結果、弱小国であったギリシャはユーロ圏、ユーロ通貨、という信用力を持つことになり、その経済実態以上の経済的な評価を受けることになります。

ギリシャは、「ユーロ圏の国々」という保証人が突然登場したために、国家の信用力が格段にアップしました。

そのため、今まで借りれなかったお金が、ユーロに加入することで借りられるようになったのです。

ギリシャは国債を連発しました。身の丈にあわない借金をし始めたのです。

好景気のうちはよかったのですが、リーマンショック以降、経済が冷え込んできて、その借金はもはや返せない額に膨らんでしまいました。

ギリシャというとエーゲ海のイメージしかありませんが、その国民性はお気楽で、快楽主義そのものです。

返せるかどうかわからないのに借金に借金を重ね、贅沢を謳歌してきました。こうした国民性により、今回の破綻の危機を迎えたわけです。

ギリシャは国家の1/4が公務員というかわった国です。

そして、今回の借金を返済するためには、公務員の給与を半減させ、消費税を50%まで引き上げない限り難しいという試算があります。

しかも、これを数十年続けないといけないのです。

楽観主義のギリシャ国民にはこうした苦痛は耐えられません。

そのため、ギリシャはデフォルト、すなわち国家破産を宣言したがっています。なぜなら、デフォルトを起こすと借金がチャラになるからです。

ギリシャがデフォルトして国家破産を宣言すると、ギリシャ国債は紙くずになります。

そうなると、434億ドルのギリシャ国債を保有するフランスや、同じく270億ドルを保有するドイツ、その他の諸外国の被害は甚大です。

そういう訳で、ドイツを中心にギリシャに支援を行い、何とか国家破産にならないように支えてますが、このままいくと、ユーロ通貨そのものの信用力が 崩壊しかねません。

ギリシャはそう遠くない時期にデフォルトを宣言することでしょう。

ヨーロッパには、ギリシャ以外にも、ポルトガル、スペイン、イタリアなどの、いわゆる、PIIGS諸国もデフォルト寸前の状態になっています。

上記各国がユーロを離脱し、デフォルトを起こすと、大量のPIIGS諸国の国債を保有する、他のヨーロッパ諸国も恐慌に陥ります。

今年になってから、経済が復活してきたようにみえます。一部企業も投資を再開しました。

しかし、この景気回復気配は一時的なものであり、二番底はこれからだと思います。

恐慌第一ステージの引き金になったリーマンショック以降、米国の経済は未だ回復していません。

日本ではあまり報道されてませんが、米国の中小の銀行は毎週のように数行づつ倒産しています。

米国の経済はそう簡単には復興できないのに加え、今回のギリシャ問題。これはユーロ経済圏の崩壊の始まりを意味しています。

今年の秋から本格的に、恐慌第二ステージが始まりそうです。

企業も、そして、われわれ個人も、景気が回復した?などと浮かれず、今後どうすべきか、よく考えて行動すべきと感じています。

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コメント

昨年ブログで本当の恐慌はこれからっていってましたが、本当にきましたね。秋に本格化ですか?大変ですね。備えあれば何とかでないですが、覚悟をしていきたいと思います。

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